2010年、夏川りみさんと、アイヌの女性ヴォーカルグループMarewrewが出演したNHKの「たびうた」の撮影が行われました。
記念館のまわりには、らわんぶきか?と思うほど大きなフキがたくさん生えています。もしかしたら、コロポックルが隠れているかも・・・
先月のチノミシリカムイノミの前日、ある冊子の取材を受けました。そして、チノミシリで撮影された写真をお願いしていただきました。とっても素敵な写真ばかり。カメラマンの方からホームページにも活用して下さいと、許可をいただいたので、近々公開しようと思います。
ヌプリコロ•カムイノミ 旭岳山開き
今日は、昼前から雨が降り出し儀式の準備をしながらも空模様がきになって仕方ない。でも私たちが、旭岳に着いたころにはすっかり良い天気とはいかないまでも、雨は止んでいた。足下はぬかるんでいたけれども、いつも大量にいる虫はまったくいなく幸いだった。さすが、ホ北海道の背骨、大雪山連邦 今年はとくに雪解け遅く、まだまだ雪が残っていた。雪融けのため、水かさも多く、小さな沢でもいきよいよく流れいた。里ではすっかり大きくなったフキも、ここでは、フキノトウが開ききっていない。春がやってきたばかり。これから一気に夏になる。
本州では、梅雨だ、台風だ、節電だと今から暑さの心配だけど、北海道は暑さはほんの一瞬のこと。みんな夏は涼しい北海道に行きましょうよ。
ヌプリコロ・カムイノミは、今年で53回目。参加した人は、皆さん大変感動して、喜んで下さいます。登山客の安全祈願のお祭りです。もともとアイヌが山へ行くと言えば、山菜か獲物をとりに行くことを言い、登山はしないのですが、時代の変化とともにこのようなお祈りもあって良いのでしょう。登山にこられた方、ガイドの方、東川の方々、そして旭川のアイヌたちみんなで、とても楽しい時間を過ごす事ができました。イヤイライケレ ありがとうございます。
6月18日
2011年6月17日
今日はアイヌ語ラジオ講座の収録で札幌へ行きました。収録は和気あいあい楽しいものです。
昨日、『空から日本を見てみよう』という番組を見たら、天竜峡と飯田線が登場しました。トンネル、トンネル、鉄橋、鉄橋の連続、ああ先代のカネトはあそこを測量し、工事の現場監督もしたのか。言葉に言い尽くせない困難の末に成し遂げた偉大な仕事、一人で胸熱くなり、涙が出て来た。先代に負けないよう頑張らねば
チノミシリ・カムイノミ
去る5月21日 旭川のチノミシリ(嵐山)で、神への祈りの儀式を行いました。
生憎の雨で、足下も悪かったのですが、無事終了しました。
この山の名前、「嵐山」と現在はよばれていますが、アイヌの聖地でした。京都の嵐山に似ているからと名付けられましたが、アイヌは「チノミシリ」と呼んでいました。「私たち・祈る・山」という意味です。
江戸時代 旭川のアイヌは石狩の浜に下げられ過酷な労働を強いられていました。明治時代になって、旭川のアイヌ達を救ったのが、上川アイヌの総首長 クツンクレでした。彼の顕彰碑を建てたのを記念してはじめたのが、チノミシリ・カムイノミです。
今は、人々の平和を願ってお祈りします。特に今年は、未だかつてない衝撃的な事件である東日本大震災がおこりました。多くの方々が犠牲になれたこと、今現在も避難生活を余儀なくされている多くの方々に、一日でも早く平穏な暮らしが訪れる事をお祈りしています。
知里幸恵生誕祭
6月8日に行なわれた知里幸恵さんの生誕祭は無事に終了しました。中学生と多くの市民そして遠方からも来て下さった方々に感謝します。今年で21回目をむかえ、初心にかえるが如く、知里幸恵文学碑を建立するために奔走された荒井和子先生の講演が行なわれた。先生のご父母から伝えらた、幸恵さんの人柄、「まるで神様のような優しい人」であったというお話印象的でした。そして、幸恵さんと伯母さん、お祖母さんそして、近文の女性達が残してくれた、たくさんの物語を財産として後世に残していかなければと思いました。
雪
昨日は、剣淵で玉突き事故、今日は屋根の雪下ろし作業中の事故。今年は道路の除雪費用が少ないのか、市内の国道でも雪の山が見られる。
冬半年、春夏秋半年、長い冬をどう乗り切るかサバイバルだ。
2月になって、寒さは厳しいけれど、日差しに春の兆しを感じるようになった。2月は吹雪く。この吹雪の季節に山で冬眠している、山の神様であるヒグマは子供を生んでいる。口に出して言う事はないが、昔のアイヌ達はそれを知っていた。もう少し暖かくなったら熊狩りの季節。
人間も、鳥も動物も草や木も春を待っている。
2011.2.8
旭川冬まつり
今年で52回を迎える「旭川冬まつり」が2月8日に開幕する。
第1回からずっと、古式舞踊を披露してきた私たちの出番はない。
旭川の観光のため、発展のために力を尽くしてきたアイヌたちへの挨拶は一言もなかった。
人と人との関係が希薄になっている昨今では、こんなものなのだろうか?
2011.2.6